検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 9 件中 1件目~9件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

東濃ウラン鉱床月吉鉱体の重鉱物組成

笹尾 英嗣; 中田 正隆*; 小室 光世*

資源地質, 62(3), p.225 - 233, 2012/11

東濃ウラン鉱床月吉鉱体において、鉱体母岩の瑞浪層群の鉱石、非鉱石の砂岩及び基盤の土岐花崗岩の重鉱物組成分析を行った。鉱石に含まれる重鉱物はおもに黒雲母,角閃石及び不透明鉱物であった。鉱石のうちの1試料にはトパーズ,錫石,ザクロ石,褐簾石が含まれる。非鉱石の砂岩の重鉱物は、おもに角閃石,輝石及び不透明鉱物からなる。また、基盤の花崗岩は、おもに黒雲母からなる。重鉱物組成から、鉱体周辺の堆積物は、花崗岩,火山灰及びペグマタイトもしくは熱水性鉱床から供給されたと推定された。鉱石には花崗岩から供給された堆積物が多く、非鉱石の砂岩はおもに火山灰起源であると考えられた。トパーズと錫石は月吉鉱体北東側に分布する苗木花崗岩に伴われるペグマタイトや熱水性鉱床から供給されたと考えられた。鉱体周辺の礫岩を構成する礫の岩種からも堆積物は北東から供給されたと考えられることから、月吉鉱体周辺の堆積物には、北東側から供給された堆積物が含まれると推察された。

論文

地表近傍の酸化的な水理地質環境における放射性鉱物の安定性; 岐阜県南東部,苗木地方の砂鉱床の事例

笹尾 英嗣; 小室 光世*; 中田 正隆*

資源地質, 59(3), p.209 - 217, 2009/10

我が国のウラン鉱床は、さまざまな地質学的事象を被りつつも長期間にわたって核種が保持されてきた事例である。このため、このような天然の事例を通じて、我が国の多様な地質環境における長期間に渡る核種の保持・移行挙動についての理解を深めることは、核種移行モデルの不確実性を低減させるとともに、地層処分の安全性に対する信頼性をさらに向上させるうえで有益である。そこで、地表近傍の酸化的な環境における核種の移行挙動を解明することを目的として、岐阜県南東部、苗木地域のウラン鉱床(砂鉱床タイプ)の試料を用いて、放射性鉱物(ジルコン,モナズ石,フェルグソン石,トール石など)の表面構造の観察と化学分析を行った。その結果、各鉱物の変質・溶食に対する安定性の程度や変質層の形成速度などを見積もることができた。また、放射性鉱物が変質を受けやすい酸化的な環境におかれた場合、ウランの溶出速度は鉱物種に依存するものの、その量は微量にとどまることが示唆された。

論文

東濃ウラン鉱床でのナチュラルアナログ研究からみた古水理地質研究の役割

笹尾 英嗣; 岩月 輝希; 天野 由記

資源地質, 56(2), p.125 - 132, 2006/12

東濃ウラン鉱床は1千万年前と考えられるその形成以降、隆起・侵食などの影響を受けてきたにもかかわらず、ほとんどのウランは保存されてきた。これはウランの保存に適した地質環境が維持されてきたことによる。日本列島のような変動帯において、高レベル放射性廃棄物の地層処分システムの長期的な安全性に対する信頼性を向上させるためには、隆起・侵食などの地質事象が地質環境にどのような影響を及ぼすのかについて理解する必要がある。東濃ウラン鉱床を対象とした研究からこのような点に貢献するためには、地質環境の長期的な変化やその安定性を評価していく必要がある。地下の地質環境は、地下水流動系,微生物,水-岩石反応などの多くの要因に影響されるため、過去の地質環境を知るためには、古水理地質学的なアプローチが必要である。

論文

茂原ガス田の地下水に含まれるヨウ素の起源と挙動

亀井 玄人

資源地質, 51(2), p.145 - 151, 2001/12

地下水中にヨウ素が大量に閉じ込められている事例として、千葉県茂原地域の地下水が知られているが、その供給源が明らかになれば、地層が有するヨウ素の閉じ込めメカニズムに関して有益な知見となる可能性がある。当地域の地下水を採取し、22元素を分析して、海水に対する濃縮係数をおのおの求め、これらを、海水から海藻類へのそれと比較したところ、16元素について濃縮傾向が一致したこと、他の元素については地層中の鉱物が溶解度を制限している可能性があることが明らかとなった。以上から、当ヨウ素の供給源は、地層の堆積時にとりこまれた海藻類であるものと考えた。

論文

カナダ、アサバスカ地域クリスティーレイク地区の探査経緯と鉱床概況

飯田 義正

資源地質, 49(2), p.147 - 150, 2000/00

クリスティーレイク地区は、カナダ・サスカチュワン州北部のアサバスカ盆地東部のYalowegaLake付近に位置する。鉱区の中心は北緯57°50'、西経104°52'付近にある。当地区の近隣には、アサバスカ盆地の代表的なウラン鉱床であるMcArthurRiver鉱床(当地区の南西約15km)およびCigarLake鉱床(北東約30km)がある。サイクル機構の現地子会社であるPNC Exploration(Canada)Co.Ltd.が不整合関連型ウラン鉱床を探査対象として、1985年に鉱区を取得し、1986年より物理探査をそれぞれ開始した。その後、1989年にポールベイ鉱床を発見し、1993年にはその近傍でケンペン鉱体を捕捉した。これまでの調査から、合計約9,000トンU3O8(平均品位3.2%U3O8)の地質埋蔵鉱量が推定されている。

論文

反射スペクトルによる緑泥石-雲母粘土鉱物の量比とカオリナイト-雲母粘土鉱物の量比決定の精度の検討

笹尾 英嗣; Llyle Sawy*

資源地質, 50(1), p.23 - 34, 2000/00

反射スペクトルによる鉱物同定の精度を検討するためにX線回折によって同定した鉱物組成と反射スペクトルの比較を行った。この結果、以下の点が明らかになった;(1)カオリナイト-雲母粘土鉱物の組合せにおいては、両者の比率を高い精度で求めることができる。(2)緑泥石-雲母粘土鉱物の組合せにおいては、若干のばらつきがあるものの、X線回折から求めた緑泥石比と反射スペクトルで求めた緑泥石比の関係はほぼ直線になる。また、これらの量比の推定には2100$$sim$$2500nmの反射率を用いたが、1300$$sim$$2500nmの反射率を用いて量比の計算を行うと、特に緑泥石-雲母粘土鉱物の組合せではその精度が極めて低くなることが明らかになった。さらに、参照スペクトルを変えると、鉱物量比に大きな差が出る

論文

1995年度の資源探査

正路 徹也*

資源地質, 46(2), p.95 - 112, 1996/00

資源地質の現場担当者会議号(5月中旬発行予定)に1995年度の日本国内および日本が関与した海外における最近1年間の資源探査活動の概要を掲載する。この中で、動力炉・核燃料開発事業団のウラン資源調査探鉱活動の概況も報告する。

論文

カザフスタンの砂岩型ウラン鉱床; イン・シテュ・リーチング法に関連して

徐 陽

資源地質, 46(4), p.233 - 243, 1996/00

カザフスタン共和国の地質概要,ウラン資源概要,Chu-Sarysu-Syr Darya地域の砂岩型ウラン鉱床について,既報の文献類,平成7年度実施のカザフスタン共和国ウラン資源開発情報収集調の際に得た知見を基にして,資料解説を記述した.また,平成6年度に行った西シベリア地域,ウズベキスタン共和国の砂岩型ウラン鉱床との比較を行い,鉱床生成の条件の相違について論じている.

論文

ウズベキスタンおよび西シベリアの砂岩型ウラン鉱床 -イン-シテュ-リーチング法に関連して-

武内 寿久祢*

資源地質, 45(252), p.235 - 244, 1995/00

ウズベキスタン共和国キジルクム砂漠には基盤上の古河川を充填した白亜系中の砂岩型ウラン鉱床について地質鉱床の概要とウラン埋蔵量につき紹介し-2,360tu/年の生産実績を挙げているイン-シテュ-リーチング法、処理施設につき報告している。さらにロシア連邦の西シベリア-ザウラルスキー地域のジュラ系中の砂岩がた鉱床についても地質鉱床の説明を行い現在50tu/年規模の試験操業の行われているダルマトフスコエ鉱床のイン シテュ リーチング施設について説明している。

9 件中 1件目~9件目を表示
  • 1